2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ベルンハルト・シュリンク 『朗読者』 感想 

朗読者 (新潮文庫) 作者:ベルンハルト シュリンク 発売日: 2003/05/28 メディア: 文庫 何とも切ない現代ドイツ小説。 15歳の少年が36歳の女性と恋に落ちた。 性愛に溺れる2人。 しかし、その女性は、実はナチス協力者だった。 第二次世界大戦後20年近く経…

書評 歴史漫画 イシュタルの娘ー小野於通伝ー 1巻~3巻

今回は歴史漫画です。 小野於通という、安土桃山時代の著名ではない人物の一代記を描く漫画です。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E9%87%8E%E3%81%8A%E9%80%9A 於通は、織田信長の家臣の小野氏の娘として生まれますが、本能寺の変が起きてしまい大…

 第二次世界大戦直前のイギリスでのナチス観の変化 (山口周『ニュータイプの時代』から)

最初の書評だが、まさに「歴史」という本ではない。 ビジネス書であり、その中でも「自己啓発」に位置づけられる本である。 もっとも、著者の山口周は、この著作において、数々の歴史的事実を挙げて自説の根拠としており、歴史的事実への評価という点では歴…

自己紹介・このブログで目指すことなど

皆様初めまして 週末歴史家を目指しております、サラリーマンです。 ※週末歴史家とは、『〈子ども〉の誕生』といった著作のあるフィリップ・アリエスが「日曜歴史家」といわれたことから名付けています。ももクロからではありません。 https://ja.wikipedia.…